働きやすい介護施設を見つけよう
「施設介護の規模を知って転職へ」は自分に合う働きやすい施設を見つけ出すために、施設介護の種類や規模の違いで働きやすさはどう変わるかを紹介しているサイトです。当サイトについてのお問い合わせは【こちらから】「特別養護老人ホーム」「介護老人保健施設」「介護療養型医療施設」では入所するとどのような介護サービスが受けられるのでしょうか。それぞれの施設ごとに詳しく見ていきましょう。
要介護3以上の介護度の高い人を受け入れている特別養護老人ホーム。この施設では食事や排せつ、入浴などの日常生活の介助やリハビリ、レクリエーションなどの運動機能を維持したり高めたりする介護サービスを提供します。
特別養護老人ホームは高齢者の終身までの生活の場、という特徴があり24時間体制で介護サービスを提供しています。そのため、特別養護老人ホームで働く介護職員は日勤だけでなく夜勤もあります。
日常生活の介助を主に行いますが、入所している高齢者の多くは自力で動いたり起き上がったりすることが難しいため、起き上がるのを手伝ったり車いすに乗せたりする離床・臥床の介助も仕事のひとつです。仕事の中でも大きな割合を占めている日常生活の介助ですが、その中でも特に排せつの介助は高齢者だけでなく介護職員にとっても心身の負担が大きくハードなため仕事を続けるのが難しいと感じてしまう人も少なくありません。しかし、特別養護老人ホームでは「介護らしい介護ができる職場」でもあるため、やりがいが感じやすく、前向きに仕事をしている人も多くいます。
また、各種の記録などの事務作業や掃除、ご家族への対応やレクリエーションの企画と準備、実施など身体介護以外の仕事もあります。
高齢者を一定期間受け入れ、医療処置や食事や排せつの介助など必要な介護サービスを提供する介護老人保健施設。比較的状態が安定してはいるものの自宅に帰るのは難しい人を対象としているため、要介護度が高い人も多く入所しています。介護老人保健施設は50名以上が入所できるような大型の施設も多いため、働いている介護職員の仕事量は多めです。
具体的なタイムスケジュールで見てみると、
と、時間ごとにやることが決められています。日勤以外に夜勤もありますが、夜勤は日勤ほど人手が多くないため1人が行う仕事量はさらに増えます。
日常生活の介助以外にもケアプランなどの書類の作成や委員会の仕事など個人に任される業務も多いため、仕事内容が多岐に渡っているのが特徴です。
医学管理のもと、リハビリや食事、排せつの介助を行う介護療養型医療施設。介護職員だけでなく医師や看護師、理学療法士などの機能訓練指導員も従事しています。介護職員の仕事は食事や排せつ、入浴などの身体介護や清掃や家事などの生活援助ですが、資格を持っている人が優遇される傾向があります。